もちろんもうすっかり元気です(*・ω・)ノ
先日記事を書いたので、せっかくですから手術に至るまでと、完治するまでの医療費などについて、サクッとまとめてみたいと思います。
子宮筋腫は良性の腫瘍なので、命に係わる事は無い病気と言われておりますし、アラフォー女性の4人に1人は筋腫を持っていると言われているので、そんな大病ではないのでしょう。
でも、出所が悪く、ほったらかしにして筋腫が大きくなり過ぎると、私のように腹を切らなければならなくなりますから、もし、今小さな筋腫をお腹に抱えている方がいたら、しっかり定期検査へ行き、医師のアドバイスのもと、腹腔鏡手術などで、早めに処理をされることをお勧めします。
会社の健康診断で貧血が見つかり、要再検査となりました。
そして検査をし、婦人科に回され、大きな筋腫が見つかり、その筋腫が原因で月経時 大量に出血するのが貧血の原因と判明。
この時点で、鉄剤を頻繁に打たないといけないくらいの酷い貧血でしたから、もう、筋腫を取らないと今後ますます貧血が酷くなるという状態でした。
とうとうこの日が来てしまった・・・。
・・・そう、筋腫があったことは、実は5年前から知ってました。
検査で見つかったって書きましたけど、もともと婦人科検診で見つかってたんですよね。
ただ、筋腫って小さなうちはそんなに悪さをしないので、その扱いの判断が難しいんですよね。
だって、特別なんとも悪さもしないおデキみたいなものがあっても、即、腫瘍除去!!みたいにって、お医者様もあんまりしないと思うんです。
私の婦人科定期検査の時も「まだ〇センチくらいだから、様子を見ましょう。」という見解が、5回は続いたような・・・。
なんとも無いことをいいことに、私はその後定期検査をさぼりました(´;ω;`)
そう、悪いのは私。
それから月日はあっという間に流れ、どんどん貧血度合いは加速し、すくすくと筋腫は育ち、もはや、腹を切って取りださないといけない大きさに。
それでも開腹手術から逃れられないかと、わざわざセカンドオピニオンまでしました(’A`|||)
どこまでも往生際の悪い女です。自分が定期検査さぼったのにね。
結果は一緒です。時間と検査代の無駄で終了(泣)
もう、そうなったら諦めが付くんですよね。
もう、それしかないんだと。
ついでに、ずっとかかっていた婦人科の先生は、とても優秀で優しい男性医師で、検査結果と手術の提案にびくつく私にとっても優しい方でした。
が。
セカンドオピニオンで検査していただいた先生は、7つも年下のバリキャリ風のサバサバ女子でした。
うだうだと手術を悩む往生際の悪い私に、気持ちがいいくらいこうバッサリ言い放ちます。
バリキャリ先生: 「私がみのりさんなら、さっさと取ります。毎月の出血に怯えなくていいし、体調だってよくなる。お布団だって汚れない。旅行だって海だって、心配いらないですよ。こんなものが毎月やってきて、あと10数年も毎月毎月相手をしなきゃならないなんて、まっぴらじゃない??何にそんなに悩むんですか?」と、低い声ですーーーと。
ほんと、本当だ。そのとおりだ。
バシッといわれて、ようやく決心がついたのをよく覚えています。
みのり:「や、や、や・・やろうかな・・・!」(手と脇はへんな汗でびっしょりです)
と、言ったか言わないかのうちに、バリキャリ先生は手術のできる 空いてる日をパソコンでカタカタ検索しだしました(笑)
バリキャリ先生:「筋腫を小さくするホルモン注射をしてからだと、心配なお腹の傷も小さくて済みます。それを3回やりましょう。そうなると最短で私が手術可能な日が 〇月〇日 です、いかがでしょう?」
みのり:「あぁーーー・・・・じゃあーーーその日にします。」
と、言ったか言わないかのうちに、バリキャリ先生は看護婦さんと打ち合わせしだしました。
・・・・こういう人、意外と好きだ!!
考えてみたら、ずっと通っている歯医者でも、治療はいつも丸投げ。親知らずを抜く時も、丸投げ。
髪型に迷ったら、美容師に丸投げ。
母にうどんがいいか、蕎麦がいいか聞かれても、いつもどっちでもいいよ~と答えてキレられる(笑)
だって、決められないもね(笑)
プロに任せるのが一番楽で、間違ってないんだよなーーー。
だから、今回もバリキャリ先生についていくことに。
それからは開腹手術に向けて、先生が敷いたレールにのっとって、言われるがままに通院です。
大まかな流れはこんな感じ。
- 開腹手術に向けてMRIなどの精密検査
- 検査の結果を聞きに行って、手術内容の説明を聞く
- 月に1回ソルディックというホルモン注射を打ちに行く(計3回)
- ソルディック治療の結果最終確認
- 手術の為の説明と入院の説明を家族と確認
- 入院
通院におよそ7回くらいでしょうか。
手術日の3日前に入院して、体が手術に耐えられるようにあれこれ準備して過ごします。
手術当日は両親に見送られ手術室に向かい、カラ元気を振り絞り、ドヤ顔で手を振って両親と別れました。
しかし、全身麻酔するまで手術ベットの上でガタガタ震え、真っ裸にブルーシート状態で天井を眺め、めそめそ泣いたのを覚えています。若い可愛い看護婦さんが手を握ってくれました。(笑)
そして、初めての全身麻酔で記憶を失い、あとはモルモット状態。
本当にここでバリキャリ先生に全てをお任せしました。
そしてバリキャリ先生に何度か、「みのりさーーん、」と呼ばれながら頬を叩かれ、目が覚めました。
意識が朦朧とする中、はっと、尋常じゃないのお腹の痛みに気づいて、ぎゃーーっと叫び散らかしたのをしっかり覚えています(笑)
もう、ほんとに、震えすぎて注射もしづらいし、めそめそ泣いたり、起きたら叫んだり、ちっさい女です。
ついでに私がモルモット状態の時、バリキャリ先生が両親のところに来てくださって、コンビニの特大おにぎりサイズの筋腫を、とったどーーー!!張りに、見せに来てくれたそうな。
そして手術が無事終わり、翌日には酸素吸入器が外れ、2日後には尿管がはすれ、3日後には麻酔が外され、部分麻酔の点滴に代わり・・・と、徐々に回復し、手術日から12日後に無事退院しました。
入院は、手術前3日間と術後12日間で、合わせて15日間。
退院はしましたが、まだ仕事ができる状態では全くありませんでしたので、そこから20日間仕事を休みました。
くしゃみしたり、笑ったりするだけで腹が激痛!!です。
だいたい2週間くらいすると、まっすぐ歩けるようになりまして、通常の生活が送れるようになります。それで仕事に復帰しました。
入院から仕事復帰までちょうど1か月ですかね。
と、こんな感じの子宮筋腫開腹手術の流れでしたよ。
あれから約1年半、お腹におきな傷はくっきり残ってますが、いたって体調はいいです!!
結論、バリキャリ先生の言う通り、手術をやって本当によかったです。
・・・しいて言えば、小さなうちに、取っていたらなと。
まあ、今が健康なのでね。よしとしてますが。
次回医療費の全貌をまとめます。