着物が好きって訳ではないのだか、なんだか色んな偶然が重なって、今、着付けを習っています。
こちらは一番下のが帯。その上のが帯揚げ。
一番上のが帯締。
洋服ではけしてやらないコーディネートなんだけど、なんか、素敵。
母の着物を整理してて、こんな組み合わせ素敵だなぁって妄想しながら合わせてたら、偶然にも着物に合わせて、この3つをセットで母が買ったんだとか。およそ30年も昔のこと。
偶然って凄い。そして重なる偶然。
実家に戻ってから、親が溜め込んだ物やゴミを少しずつ片付けていたら、母が着物を結構持っていて、どうしようかなぁと思っていた。
そんな時、スープが冷めない距離に住んでる数少ない友が、着付けの教室を始めたこと。
そして自分自身が和室暮らしをはじめて、なんだか和っぽい物に引かれつつあったこと。
そんな偶然が重なって、なんとなく引っ張られるように着付けを習う事に。
社会人になって、習ったのって、お茶、パソコン、英会話・・・・、
お茶はもう、カラッと忘れ、英会話もさっぱり。パソコンはちょいちょい仕事で役に立ったか、くらい。
最近は本で学んだりしたのは投資の事くらい。
それすら、ネットを徘徊して、なんとかある程度知識を得られればと、本代も結構ケチったクチ。
着付け教室は1回2時間の5回コース。
最初に持ち物確認して、持ち物と着付けに使うものを覚える。
最初はさっぱりわからないし、あれもこれもたくさんあっていやんなるんですよw
でも必要な小物も目的が理解できるとちゃんと順番が覚えられ、使えるようになるんですよ。
あとは時間内、ひたすら着る、脱ぐ、着る、脱ぐ、を時間内で繰り返す。
せっかく着たのに、帯をアーレーーー、とばりに、回してほどかれる。で、また黙々と、着る。
最初は2時間で2回がやっとだったけど、ある時、急に壁を越えたのか、コツをつかんだのか、するする着れるようになる。
まだ全然綺麗にパリっとは切れないけど、なんとなく形にできるように。
↑帯がずれてるけど、許してもらいました(^-^ゞ
いかがでしょう?春らしい一着ですよね。
母はこの着物に合わせて帯セットを買ったんだって。
こちらが着付けを習って3回目での出来映え。まあまあでないでしょうか~。
なんて。いや、実はですね、2回目まではちんぷんかんぷんで、面倒くさくって正直、次着付けに行くのがしんどいなぁーと( ;∀;)
でも、3回目、なんとかお教室に向かい、何度か着て、やっと壁を打ち破ったのか、この時はじめて楽しみながら着付けできたのです。
何事も、このコツを掴むまでが、イライラとやけくそとの戦いですね。自分との戦い。
しかも、着付け教室の日は本当にぐっすり寝れる‼
いつも使わない脳ミソと体使うって、かなり集中してるから、疲れるんでしょうね。
知らない世界だったけど、本当にやってみて良かったです。(←まだ たった3回着てみた人)
難しいんだけど、着れるようになったら体で覚えるというか、忘れないような感覚があります。
いつ着るのさ、と言われれば、一生着ないでも生きて行けるんだけど。
だから、着る機会がないからなと、断捨離も考えてたのだけど、着れるようになったら、愛着が・・・・。もう、手放せなくなりました(^-^ゞ
お花見や、お茶するだけでも着れたら着たらいいし。
何より母が凄く喜びました。
これからお呼ばれやなんかの会には着物で行きたい。母の着物を数枚残しておいたらもう、お呼ばれコーデで迷子にもならないし。
私の心に余裕がなかったら、多分さっさと断捨離してた着物。
でも、せっかくあるからと、ちょっと袖を通してみたら、新しい自分とまでは言い過ぎだけど、自分でできる事が増えそうだし、楽しめる趣味がまたふえそな予感。
これからもちょくちょく練習して、ささっと着れるようになるまで楽しもうと思います。